特発性間室性肺炎とはどんな病気なのか?


人間が呼吸をしていくには肺の動きがとても重要であり、そこに何らかの症状が起こると呼吸が苦しくなってしまいます。肺の奥には間質と呼ばれる部分があり、酸素と二酸化炭素の交換を行う大切な働きをする肺細胞の壁のことを指します。
この間質に炎症がおきたり、放射線や感染などさまざまな原因が重なることで、間質性肺炎という病気となるのです。しかし、こうした明確な症状ではない原因不明とされるものは特発性間質性肺炎と呼ばれ、日本の特定疾患に指定されています。
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肺胞壁と呼ばれる箇所に広範囲に渡って原因不明の炎症が起こることで線維化して壁が厚くなることを特発性肺線種症といいます。線維化することで肺が小さくなり、酸素が取り込めなくなって呼吸困難や心臓への負担にもつながっていくのです。
また、炎症に焦点を当てたものを特発性間質性肺炎といいますが、病気としてはどちらも同じものを指すことになるのだそうです。発症の原因が不明とされているようにウイルスによるものか、膠原病の影響なのか、粉塵吸入によるものなのか明確ではないのです。痰のない乾いた咳から、息切れ、喀痰、太鼓の撥に似たバチ指とも呼ばれるものやチアノーゼも見られるようになり、呼吸困難なども出てきます。
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病状がもし安定しているならば治療を必要としませんが、感染を原因として悪化してきた場合抗生物質の投与が必要となってきます。日常生活においては風邪を引いている人に近づかない、自分も引かない様にする、毎日手洗いとうがいをする、過労をしないのが大切です。
特に、風邪を引いてしまうと免疫力が低下してしまい、その為にウイルス感染や細菌感染による病状を悪化させやすので十分に注意してください。もし、咳や痰が出てきたり、息切れが出てきたら、どうせ風邪だろうから大丈夫と自己判断したり過信せずに病院に行くようにしてください。
そして、子供にも大人にも流行が広がりやすいインフルエンザに関しては、事前に病院へ行き予防注射を接種してもらうようにしてください。



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