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暑気払いとは一体なんなのでしょうか。夏に薬や酒を飲んで体に溜まった熱気を取り除こうとすることを言います。こういう異常気象の夏。いかに個人が抱えた熱気を取っ払うのかがテーマになる訳です。
しかし、私達が最初に暑気払いで考えることって、冷たい風にあたることではありませんか。暑気払いとは体内からの発想です。漢方薬や、アルコールを飲んで体内の熱気を取り除くことを意味する訳です。
漢方薬の考え方に基づけば、身体を冷やす効果のあるものを摂ることで、ここでただ冷たいものをさす訳でもありません。暑気払いという言葉江戸時代から使われていたようです。そして、 枇杷や桃の葉を煎じた枇杷葉というものが暑気払いとして出回っていたようです。
アルコールも百薬の長と言いますからね。結局暑気払いとは薬よりの発想であったのかもしれません。しかし、暑気払いというものは、暑中見舞いの葉書のような決まった期間がある訳でもありません。江戸時代から極々フランクに使用されていました。
今なら暑気払いという言葉が使われるのは、 梅雨の時期~8月の上旬までが一般的なようです。
8月で区切るところを見ると、それでも多少は暑中という意識は強いのかもしれませんね。夏とは暑中なのです。もう残暑見舞いを出す頃には暦は秋へと向かっているようです。
しかし、まだまだ夏は暑く、私達以上に暑気払いという言葉を使いたがるのは、ビールメーカーであったり、ビヤホールであったりするようです。つまりちょっと死語にもなりつつある言葉を引っ張り出してきて私達のビールの購買意欲をわかせているのかもしれません。
結構自由に使用出来る言葉だから、段々とこういう形でのアルコールの宣伝効果に使われるようになってしまったのです。
暑気払いとはもはや、漢方薬のレベルの世界の話しではないかもしれないですよね。暑気払いとは、私達にとって「ヨーシ、夏を吹っ飛ばすために今日はビアホールで暑気払いだ!!」と言った感じで使われるケースがほとんどなのではないでしょうか。別に深く考えることもありません。夏に飲みたい人たちの合い言葉のようなものです。