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内田クレペリン検査というのがある事を知っている、あるいは受けた事があるという人はいるかと思います。一枚の紙に配列された一桁の数字を1行目から順に加算させて答えを記入していくというものです。
これは、職務適性検査を判断するというもので、おもに採用試験を受ける時に使われるのだそうです。検査の途中で合図が出るのでその時は次の行へと移って計算をしていかなければならないようになっています。
一行ごとに一定時間が決められているのですべての計算が出来ずに中途半端な状態で次に移る形にはなります。テストを受ける人に連続加算作業という課題を与えることで早さや正確さを調べる心理過程研究していくというわけです。
官公庁、企業は適性検査として、JRでは運転適性検査として、学校などでは教育指導として導入されています。
検査をする事で作業能率やテンポなどの能力面の特徴、仕事や作業をする際発揮される性格やクセといった性格・行動面がわかります。このテストはその人がどれだけ早く仕事を処理することができるか、作業をしていくことが出来るかを見るというものです。
これには3つのポイントがあり、1つめのポイントとしては作業量、つまりテストにおける全体の計算量は処理能力程度を見ています。2つめのポイントは作業曲線、つまり1分毎の計算量の変化と誤答、つまり計算間違いは性格と行動面を見ているというわけです。
内田クレペリン検査を行っていく事で出される性格と行動面を変動性・可変性・亢進性という3つの側面から把握していくのだそうです。
1つめはものごとに対するとりかかりや滑り出しの良し悪しを見る発動性、2つめは物事を進める気分や行動の変化の大きさを見る可変性です。3つめはものごとを進めていく上でおこる強さだったり勢いの強弱を見る亢進性でそれぞれ過度と不足の長所と短所があります。
こうした特徴は、その人達それぞれが作業したり活動する時の働きぶりや気持ちであり、‘その人らしさ’でもあるのです。
従って、内田クレペリン検査を行うことでその人それぞれの個性を知り適材適所を延ばしたり、活かす事ができるというわけです。