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日本語は色々な意味を持っており大変素晴らしいと思います。日本では一般的に使われている敬語(尊敬語、謙譲語、丁寧語)は日本独自の文化で海外にはありません。色々な表現が出来る日本語ですが、外国の方から見ると不思議かもしれません。それどころか時には日本人自体も分からなくなってしまいます。
「差し上げる」という言葉についてもネット上で多く物議をかもし出しているようです。ある所では、「差し上げる」と必ずお客様につけなければいけないと教育を受け、ある所では「差し上げる」をお客様には絶対使ってはいけませんと教育されていたりします。では本当の「差し上げる」の使い方はどうしたらよいのでしょうか?
まず、使い方を理解する前に差し上げるはどういった敬語になるか知る必要があります。敬語は大きく3つに分類されます。まず尊敬語は、相手または相手の動作、状況、持ち物などを敬って使う言葉です。謙譲後は相手より自分の動作、状況、持ち物などをへりくだって使う言葉。丁寧語は敬う気持ちを込めて言葉自体を美しくします。例えば「○日にお電話差し上げます」という形で使いますので、自分が主体となってへりくだっているのでこの言葉は謙譲語です。
上記したように謙譲語は自分をへりくだって使う為本当の意味ではビジネスシーンで使っても何ら問題はありません。しかし、結局はどう感じるかは受け取り手次第なのも事実です。特に「あげる」の部分はニュアンス的に上から目線に感じてしまう場合がありますので、もし取引先や商売相手の方がその言葉にあまり良い受け止め方をしなかった場合は次回から「お電話致します。」「お電話させて頂きます。」などに変更してみるのも手だと思います。また、その逆でも同じです。結局日本語は毎年新しい言葉が生まれ、古い言葉はどんどん使われなくなっていきますので、臨機応変に対応しなければいけないという事ですね。とても難しい「差し上げる」という言葉の使い方でした。