壮絶なまでに死に向き合った太宰治の名言集をご紹介。
▼太宰治
太宰治は青森県の大地主津島源右衛門の六男修治として生まれ、多忙な父と病弱な母だったため乳母らに育てられる。小学校に入学後父が亡くなり、17歳の頃から作家を目指し同人誌を発行したり習作「最後の太閤」を書いたりした。高校時代は芥川龍之介にはまり、また左翼運動にものめりこむ。この頃いくつかの作品を出していくのだが、階級に悩み芥川龍之介の自殺と同じくカルモチン自殺を図ったりした。大学は東京帝国大学文学部に入学するも講義の内容が理解出来ず自己嫌悪い陥り、共産主義活動に没頭してしまう。大学在学中人妻である田部シメ子と出会い鎌倉で入水自殺を図るも太宰治のみ助かってしまう。その後も精神的に不安定な太宰治は小説家としていくつも作品を発表するが、何度と自殺未遂を繰り返す。しかし良い転機となったのか石原美智子と結婚後は走れメロスや富嶽百景などを発表し流行作家となる。しかし人間失格を書いた後、再び愛人と入水自殺を図りこの世を去る。
▼太宰治の名言
人間は恋と革命のために生まれて来たのだ
自分には幸福も不幸もありません。ただ、一切は過ぎて行きます。自分が今まで阿鼻叫喚で生きて来た所謂『人間』の世界に於いて、
たった一つ、真理らしく思はれたのは、それだけでした。ただ、一さいは過ぎて行きます。
騙される人よりも、騙す人のほうが、数十倍苦しいさ。
わが身にうしろ暗いところが一つも無くて生きていく事は、不可能だと思いました。
人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。
好奇心を爆発させるのも冒険、また、好奇心を抑制するのも、やっぱり冒険、どちらも危険さ。人には、宿命というものがあるんだよ。
あなたに助けられたから好きというわけでも無いし、あなたが風流人だから好きというのでも無い。ただ、ふっと好きなんだ。
他の生き物には絶対に無くて、人間にだけあるもの。それはね、ひめごと、というものよ.
不良とは、優しさの事ではないかしら.
真実は行為だ。愛情も行為だ。表現のない真実なんてありゃしない。
愛は最高の奉仕だ。みじんも、自分の満足を思ってはいけない。
幸福の便りというものは、待っている時には決して来ないものだ。
僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、 それが全然わからないのです。
人は、本当に愛していれば、 かえって愛の言葉など白々しくて言いたくなくなるものでございます。
恋愛とはなにか。私は言う。それは非常に恥ずかしいものである。
大人とは、裏切られた青年の姿である。
男女同権とは、男の地位が女の地位まで上がったことなのです。
学問とは、虚栄の別名である。人間が人間でなくなろうとする努力である。
人間は嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。
人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、 それは仕合せな人間です。
人間は不幸のどん底につき落とされ、ころげ廻りながらも、 いつかしら一縷の希望の糸を手さぐりで捜し当てているものだ。
死と隣合せに生活している人には、生死の問題よりも、一輪の花の微笑が身に沁みる。
君のような秀才にはわかるまいが、「自分の生きていることが、人に迷惑をかける。僕は余計者だ」という意識ほどつらい思いは世の中に無い。
人間は死に依って完成させられる。生きているうちは、みんな未完成だ。虫や小鳥は、生きているうちは完璧だが、死んだとたんに、ただの死骸だ。 完成も未完成もないただの無に帰する。人間はそれに較べると、まるで逆である。人間は、死んでから一番人間らしくなる、というパラドックスも成立するようだ。
あすもまた、同じ日が来るのだろう。幸福は一生、来ないのだ。それは、わかっている。けれども、きっと来る、あすは来る、と信じで寝るのがいいでしょう。
革命は、人が楽に生きるために行うものです。悲壮な顔の革命家を、私は信用しません。
駄目な男というものは、幸福を受け取るに当たってさえ、下手くそを極めるものである。
人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間でなくなりました。
議論とは往々にして妥協しがたい情熱である。
怒涛に飛び込む思いで、愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。
生まれて来てよかったと、ああ、いのちを、人間を、世の中を、よろこんでみとうございます。
私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです
信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。
これからどんどん生長しても、少年たちよ、容貌には必ず無関心に、煙草を吸わず、お酒もおまつり以外には飲まず、そうして、内気でちょっとおしゃれな娘さんに気永に惚れなさい。
太宰治の妻に宛てた遺書「美知様、誰よりもお前を愛していました。長居するだけみんなを苦しめこちらも苦しい、堪忍して下されたく。皆、子供はあまり出来ないようですけど陽気に育てて下さい。あなたを嫌いになったから死ぬのでは無いのです。小説を書くのがいやになったからです。みんな、いやしい欲張りばかり。井伏さんは悪人です。」
▼太宰治名言関連動画
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