食あたりの種類や症状&間違えて救急車に乗った残念な男の話


お腹が突然「イタタタタ」と痛み出す。「食あたり?それとも盲腸?何だこの症状?」と突然の腹痛に驚いてしまう事は誰にでもあると思います。
実は私も以前こんな事がありました。
~回想ここから~ 時間の無い方は長いので飛ばしちゃって下さい。
その日は久々の実家での食事、久しく食べていない家庭料理を美味しく頂いたのですが、食後に突然お腹が痛くなってしまいます。その激痛はとても耐えられる物ではなく急いでトイレに向かいます。だが、トイレにいっても腹痛は治まらず、これは病院に行くしかない!と一大決心。
しかし、騒ぎを大きくしたくなかったので、私はひっそりと家を出てコンビニの前でタクシーを捕まえました。「食あたりかもしれないので、夜間やっている病院へお願いします。」と伝えましたが、その日は運から見放されていたのか運転手から「すいません、新人なもので病院とか分かんないっす。救急車呼びますね。」と無慈悲な一言。
実家のすぐそばにあるコンビニの駐車場で結局騒ぎを大きくし救急車にて搬送される事になりました。
しかし、救急車に乗ると「よし、これで助かる」という安心感と共に、腹痛が和らいでいくのを感じていました。「あれ?腹痛が和らいでやがる、嘘だろ?」と自分の中で腹痛以外の恐怖心がどんどん強くなっていました。

腹痛はすでに無い、だけど救急車は止まらない!

photo by:oda.shinsuke

まぁ一時的に腹痛が和らいでいるだけだろう、しっかりとお医者さんに治してもらおう!自分の気持ちをごまかします。

しかし病院に着いて診察をしてもらう頃にはすっかりと腹痛は治まり、お医者さんに「どこが痛む?食あたりかな?」「どう痛む?どんな症状?」と聞かれても、すでに痛みは治まっているとは言えず、「症状はお腹がズキズキと耐えられない位痛いです。夕食の後からです。」とさっきまでの痛みを思い出し、なぜか嘘の痛みを報告しました。
そして検査が終わり診察結果が告げられます。それは衝撃的な診察結果でした。
食べすぎ。そう、私の腹痛の原因はただの食べすぎだったのです。

食あたりでもなく、盲腸でもありません。ただの食べすぎだったのです。

腹痛の原因は食べ過ぎでした。

photo by:HHCnyc

恥ずかしすぎる!!恥ずかしくなった私はそそくさと帰り、その日は恥ずかしさのあまり枕を濡らして眠りにつきました。この事は忘れられない一生の思い出になってしまいました。
~回想ここまで~
長くなってしまいましたが、腹痛の症状を間違えるとこんなにも恥ずかしい思いをしてしまう時があるのです。やっと、本題です。食あたりの症状はどのようなものがあるのか?以下食あたりの症状についてです。

食あたりの種類とそれぞれの症状

▼カンピロバクター
カンピロバクターは主に鳥、豚、牛などの肉類が原因によって引き起こされる食あたりです。この際、お肉が半生であったり、生で食べると危険度の高いレバーなどが原因になる事が多いです。特に鳥肉の半生やレバー、牛の生レバーなどが危険。
症状としては、腹痛、嘔吐、下痢、不快感で潜伏期間は1日~7日となっています。
▼腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオは普段海の中に住んでいる菌ですが、夏場になると魚介類全般に付着し、生食用のさしみとして食べると感染する恐れがあります。

症状としては、腹痛、嘔吐、下痢、悪心、発熱、血便、しびれ、チアノーゼなど。潜伏期間は半日~1日程度となります。

▼サルモネラ
サルモネラは様々な動物に感染する細菌で、人間は動物と触れ合ったりすると感染する。特にカメや爬虫類は危険性が高い。また、これは回避困難ですが鳥の卵にもサルモネラが感染している場合があり、日本では鳥の卵で作られたお菓子などからも感染している場合がある。
症状は腹痛、嘔吐、下痢、発熱。潜伏期間は6時間~2日程度。

▼腸管出血性大腸菌
人間や動物に存在する大腸菌。ほとんどの大腸菌は無害ですが、中には食あたりを引き起こす場合もあります。有名なのがO157。原因となるのは生や半生の肉類。逆に腸管出血性大腸菌は加熱により死滅させる事が可能なので、お肉はしっかりと焼きましょう。
症状は38度以上の高熱、嘔吐、出血を伴う下痢、免疫力が少ない子供や高齢者は合併症を伴う危険性がある。
▼セレウス菌
セレウス菌は農作物を汚染する菌なので、お米や小麦が原料のスパゲティーなどが感染の原因となります。セレウス菌のは2種類の毒素を持っており、症状は下痢型とおう吐型に分かれます。日本では嘔吐型がほとんどです。
セレウス菌の症状-下痢型-
腹痛、下痢、腹部のけいれん。潜伏期間は6時間~16時間。
セレウス菌の症状-嘔吐型-
激しい嘔吐、下痢、悪心、潜伏期間は2時間~4時間。
▼ウェルシュ菌
人にも常在菌として存在し、動物、海産物、穀物と自然界の至る所に存在する。熱に強く酸素を嫌う性質があり、40度前後の温度で繁殖する。学校などの食中毒はこのウェルシュ菌が原因である事がほとんどで、例えばカレーなどの密閉した煮込み料理などに起こりやすい。この時、加熱してから40度前後に冷めている場合が多い。
症状としては、腹痛、下痢、お腹が張る、視界がぼやける。潜伏期間は6時間~半日程。
▼ボツリヌス菌
自然界の至る所にいるボツリヌス菌。酸素を嫌い水分を好む性質があり。一定条件を超えるとボツリヌス毒素という神経毒を作ります。現代の日本ではあまり聞かないですが、自家製の瓶詰めの料理などが原因となる事が多い。
症状は、呼吸困難、言語障害、視界障害、汗や唾液の分泌障害。潜伏期間は6時間~15時間。
▼ブドウ球菌
自然界に多く分布する菌で、我々人間の肌などにも存在します。ブドウ球菌が原因となるのは手作り料理、おにぎりなどを作る時に、手に傷があったり湿疹があったりするとおにぎりにブドウ球菌が含まれてしまい感染する恐れがあります。

症状おとしては、嘔吐、下痢。潜伏期間は2時間~4時間。

最後に

食べすぎの症状と食あたりの症状を勘違いした残念なお話と、食あたりの症状について紹介しました。食べすぎという理由だけで救急車に乗り病院へ行ったのはとても恥ずかしい思い出ですが、今となっては行っといて良かったんじゃないかなって思っています。
食あたりの症状は色々あり、中にはとても危険な物もあります。大事になる前に、心配になった時は医師にしっかりと見てもらいましょう!


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